Thursday, August 03, 2006

「昨晩は花火がありました」(2006/08/03)[s]
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8月に入って、これからの暑さは残暑ということになるのでしょうか。 日本を離れて長くなり、昔お盆で唐湊の墓地に詣ったのは7月だったか8月だったか、記憶が怪しくなりました。

相変わらず幽々自擲の毎日です。 そしてパソコンに向かっているわけですが、今日のニュースによると、インターネットをやる人は、知人や家族とインターアクトする機会が少なくなり、独りで過ごす時間が増えると、政府の統計局が発表したと伝えていました。 そんなことは政府の調査によらなくとも、自分で半ば心得ていた心算ですが、それがコンファームされたわけです。

今はちょうど花火のシーズン。 私の住んでいる所の真ん前で花火が打ち上げられるので、かぶりつきで見られます。 何万、いやひょっとしたら何十万になるかもしれませんが、夜30分の花火のために、遠く郊外からも、時間をかけてやってきて、4時間も6時間も前から、海岸で陣取っています。 雑踏がいやだとか、群衆が苦手とか言う人もいますが、いつも独りで過ごしている私としては、明るいうちに集まってくる観衆にまじって歩くのも楽しみです。

殆んどは、若い人達ですが、結構一人で見物に来ている中高年の人もいます。 私と同じように、「孤独が好きだ」と強がりを言いながら、時には、特に暗くなると、人恋しくなるのでしょう。

海岸には、屋台の店が並びます。 ホットドッグやドーナツ、フィッシュアンドチップス。 アイスクリームにアイスドリンク。 それをノドに流し込むと、トイレに行かなくてはなりません。 臨時の仮設トイレが、あちこちに幾つも並んでありますが、どこも長蛇の行列です。 車椅子の人も大勢います。 芝や砂浜の上に毛布を拡げる人達が殆んどですが、デッキチェアを持ってくる心がけのいい家族連れもいます。 

海には、花火の舞台のまわりに、これまた無数のボートやヨットが泊まっています。 これも数時間前から待っているのでしょう。 

警官も大体が4人ずつグループになって、目を見張っています。

私は、そういった状景を一応見物すると、アパートに戻りました。 そして10時前、すっかり日が暮れてから海岸に出直しました。

花火そのものは、貴兄もよくご存知でしょう。 火柱が中空に上がると、大太鼓を叩くような炸裂音が響きます。 光と音の饗宴。 若い人は、指を口にくわえて、ピーッとつんざくような口笛を鳴らします。 かぶりつきなので、きな臭い硝煙の匂いが漂ってきます。  

10時半になると静かになり、半月の浮かぶ暗闇にもどりました。 この花火大会は2週間に4回行われるのですが、昨晩はチェコスロバキアの花火師の披露。 費用は3億円かかるそうですが、チェコやイタリア、中国からの輸送費も入っているのでしょう。 しかしその大半は、仮設トイレとか救急車とか、お巡りさんや警備のコストだそうです。

私も75才になって、花火が頭上で大音響とともに赤い火の傘を咲かすのを見ようとは思いませんでした。 海辺と公園に近い所に住むおかげですが、これも家賃のうちだと思うと少し得したような気分。 またこの次も来ようと思って、芝生から腰を上げたことでした。

(06'08'03)

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