Saturday, March 01, 2008

老人ホームに行ってきました 〔2008・03・01)[s]
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3月にはいって、ようやく水ぬるむというか、海から吹いてくる風もおだやかな感じとなってきました。

3月になったら、メールマガジンを止めようと思っていたのですが、昨日老人ホームに行って、ちょっとその気持が少しぐらついてきました。

ホームには、教会で親しくしていた婦人が住んでいるのですが、90歳で、しかも昔癌で右手を切断しているので、片腕だけで長年してきた人です。 少し記憶も衰えてきたようで、もちろん私達が誰であるか、最初わからなかったようです。

しかし、訪ねて行ったことを素直に喜んでいる風でした。 

「名前は? どこに住んでいる? どこの教会に行っている?」と同じ質問を何回も繰り返します。 家内も其の都度、同じ答を繰り返すのですが、私は眠くなって、ついトロトロッとしてしまいました。 

みると、ロビーにいるお年寄り達も、皆さん車椅子の上で居眠りをしています。

10人ぐらいのご婦人がロビーにいたのですが、お互いに声を交わすでもなく、 マネキン人形か蝋人形のように、音もなくそのまま時が経っていくのを見送っています。

何のために生きているのか、そんな疑問を問いかけることもなく、静寂な空間に身をゆだねて、アルツハイマーの世界に浸っているようです。

私も、今月はいよいよメールマガジンを止める時機と考えでいたのですが、こうした置き物のように動かない、無言のお年寄りを見ていると、たとえ2ヶ月に1回でも、何か試みを続けた方がいいのではないかと、76歳の自分のあるべき位置を考えてしまいます。

まだ廃刊宣言はしておりませんが、もう少し様子をみてみます。

それにしても、老人ホームに入ったら、体力も精神力も釣瓶落ちですね。

このアパートにも、90歳を越えて、まだ一人暮らしを続けている人もいます。

買出しも料理も洗濯も自分で出来る間は、老人ホームの、三食、レクリエーションつきの快適な暮らしは敬遠した方がいいのでしょう。

短時間の訪問でしたが、考えさせられるところがありました。

野村さんもどうかお元気で。重松彬

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